支部会員の皆様、こんにちは。
　 お元気でご活躍のことと拝察申し上げます。すでに3月も下旬でございますが、本号は今年初めての発行になりますので、”今年も宜しく”という年頭挨拶をさせて頂きます。
　平素、支部活動・運営にご協力、ご支援賜りまして誠に有り難うございます。お陰さまで、当支部は創立6年目に入り、今後のますますの発展が期待されております。
　ご承知のように、昨年は第7回学術大会(通称、札幌大会)が開催され成功裏に終わりました。大会報告は事務局ならびに実行委員会から別項でなされますので詳しくは触れませんが、台風と重なったにもかかわらず、多くの参加者を得、質の高い講演・発表内容で極めて充実した大会になりました。これひとえに支部会員皆様のお力添えの賜物であると心からお礼申し上げる次第でございます。
　当支部の年間行事として総会・研修会がありますが、平成20年度の支部総会は5月25日、研修会は総会同日と秋10月頃を予定しております。会員皆様の多数のご参加をお待ちしております。
　当支部は会員数200名ほどのミニ支部でありますが、会員の士気は誠に高く平成19年度の資格認定面接合格者は7名、資格更新者は8名を数えました。支部の質の向上のためにも、今後とも積極的にこれらの資格に挑戦して頂きたいと希望しております。
　皆様ご関心の国家資格化につきましては、昨年の札幌大会総会で、国家資格化を推進すること、福祉分野における資格をいとわないこと、状況次第では名称に拘らないことなどが議決され、今後の前進的展開が大いに期待されるところでございます。ご存知の会員もおられると恩いますが、”精神療法の実施方法と有効性に関する研究”という研究事業(厚生労働科学研究)の一環として、このたび「音楽療法のマニュアル作成と効果研究�T・�U」が抜刷で刊行されました。統合失調症に関する研究成果が記載されておりますが、エピデンスをもって有効とされたいくつもの事例が報告されており、音楽療法の底力を改めて教えてくれます。支部会員皆様の日頃の切瑳琢磨が、病める人びとにとって大きな支えとなって実ることを心から念じ申し上げて、ご挨拶と致します。

第7回日本音楽療法学会学術大会を終えて

大会実行委員長　郷久 鉞二
本大会が行われて丁度、半年が過ぎたのですが、ず一っと昔のようにも、ついこの聞のようにも思えます。飛行機が欠航というハプニングも薄れてしまうほどの参加蓄で、1200人以上の熱気と興奮は忘れられません。皆さんと一丸となって、長くて大変な準備から始まり、丁寧な接待、運営、そして片付けと、一つ一つが昨日のことのように目に浮かびます。講習会は殆ど聴くことができず、ナイトレクチャーも評議員会で行けませんでしたが、実行委員長として開会と閉会の宣言を行いました。開会は大谷大学のさわやかな合唱の後で気持ちよく、閉会でも多数の参加者がいつまでも帰らず、名残惜しい余韻が残っており素晴らしい内容であったことが直に感じられました。

●ニューズレター第12号（2007年8月6日発行）
●ニューズレター第14号（2008年8月27日発行）